『勝手にふるえてろ』ファンブック 絶滅したドードー鳥編

『勝手にふるえてろ』ファンブック 絶滅したドードー鳥編

2017年12月23日に公開され、近年稀にみる記録的なヒットとなった映画『勝手にふるえてろ』。本作に魅了された12人が参加した、読みごたえたっぷりの評論、対談、鼎談、イラストが1冊の本となりました。それが「『勝手にふるえてろ』ファンブック 絶滅したドードー鳥編」です。 参加者は本当に豪華。雑誌テレビブロス「ダミー&オスカー」連載で知られる照山紅葉さん、下井草秀さんのおふたり、「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」構成作家としても有名な古川耕さん、ヒット書籍『浪費図鑑』を手がけたライターひらりささんといったプロの書き手にくわえて、映画会社サンリスで配給を行い、『勝手にふるえてろ』大九監督が登壇するティーチインを企画した植田さやかさん、福山駅前シネマモードのディレクターで、同じく大九監督を広島まで招いてのティーチインを行った岩本一貴さんにも寄稿いただきました。人選はもちろん「『勝手にふるえてろ』に対して愛情を持っている方」という基準でお声がけしています。観客の目線からだけではなく、配給・興行の立場で製作者とかかわりながらお仕事をされた方ならではの貴重な寄稿も掲載し、幅広い視点から『勝手にふるえてろ』の魅力へ迫っております。 また、現役女子高生の永車砂羽さん、エンタメ好き会社員いちこさん、海外・国内の文学に精通する書き手宮本彩子さんといった幅広い寄稿者のみなさんからも、フレッシュな意見をいただいています。どなたの原稿もグッとくるものばかり。 イラストは、神戸在住のイラストレーターEikaさんに依頼し、表紙だけではなく、中のページでもキャラクターごとのステキな絵を描いていただきました。イラストページのたのしさ、かわいらしさは自信ありです! ぜひこちらもおたのしみに。 おそらくこの本以外には、世界にふたつと存在しないであろう『勝手にふるえてろ』のファンブック、映画に夢中になった方であれば確実にたのしんでいただける内容です。ぜひお買い上げいただき、映画の名場面、名ゼリフを思い出してもらえればと思います。 発行責任者の伊藤聡は、普段は映画評、海外文学評を中心に文章を書いていますが、『勝手にふるえてろ』の魅力にとりつかれ、今回5本の原稿を執筆しております。実際は、いくら書いても手が止まらず、5本書いたところで無理やり書くのをやめました(載せきれないので)。上記書き手のみなさまの原稿と共にお楽しみいただければとおもいます。 ------掲載コンテンツ紹介------ 『勝手にふるえてろ』 ぎこちない男女の、かけがえのない瞬間  伊藤聡 ストレートな映画評です。初手から熱く燃えております。cakesという商業媒体に掲載されたものになります。 リアルに召喚 『勝手にふるえてろ』を見たふたりの女性との会話 いちこ、ひらりさ、伊藤聡 ふたりの女性に、本作の魅力を伺ってきました。1万字近いトークで、ヨシカ、来留美といったキャラクターの心理に迫っております。ヨシカとは何か、人の心に宿るヨシカ性とは何か? を鋭くえぐり出しております。 日本映画史上最高の文具映画『勝手にふるえてろ』 〜「文房具キャスティング」出張版〜 古川耕 タマフル構成作家、古川さんの原稿は「文房具映画としての『勝手にふるえてろ』」というとんでもない変化球。しかし、文房具というミニマムな小道具に注目することで、映画の本質がみごとに指摘されていく……という驚きの原稿。なぜこんなテキストが思いつくのか、いまだに謎です。 二人の監督の幸福な出会い 植田さやか 大九監督と個人的に面識もある植田さん。監督との馴れ初め、お仕事を依頼するに至ったきっかけなど、配給の仕事をする方でないと書けない興味ぶかい内容です。植田さんのヨシカ感がところどころで発揮されるあたりも、実にステキな寄稿です。 あの人の名前を私は知らない あるいは、剥き出しの現実を包装するファンタジーについて 伊藤聡 あまりにも真剣に『勝手にふるえてろ』を考察しつづけた結果、突如「『勝手にふるえてろ』は『マトリックス』(99)であり、ヨシカ(松岡茉優)はネオ(キアヌ・リーブス)だ!」という謎の結論へ辿り着いた私。なぜそのような対比が可能なのか、本稿で詳しく解説しています。本書でいちばんエモが高まった原稿だと自負しております。 こんな私もふるえてる 永車砂羽 現役女子高生にして、将来の夢は映画監督という頼もしい女子、永車さんによる寄稿です。ティーンエイジャーらしくシャープかつ真摯な原稿に、映画評とはこうあるべきだと感動しました。意外に知ることのできない十代の意見、ぜひみなさんにも読んでいただきたいです。 ヨシカの饒舌 ──書評『勝手にふるえてろ』 宮本彩子 映画評が中心となるなか、綿矢りささんの原作に絞って書評を書いてくださいました。海外、国内の文学に詳しい宮本さんならではの鋭い視点から、文体、語りの魅力を引き出しています。読書経験豊富な書き手ならではの、内容の濃さと納得度の高い充実の寄稿となっております。 ダミー&オスカー出張版 『勝手にふるえてろ』 ダミー&オスカー(照山紅葉・下井草秀) 『勝手にふるえてろ』を題材にボケまくる、テレビブロスで大人気「ダミー&オスカー」スタイルを本誌にてお願いしました。どうやったらこんな曲芸みたいな原稿が書けるのか、まったく想像がつきません。ふざけまくっているようでクオリティがやたらに高い! Eikaさんのイラストと合体して楽しさ倍増です。 『勝手にふるえてろ』生活 伊藤聡 2017年12月23日から始まった、圧倒的な快進撃。映画館に押し寄せる人、大騒ぎとなったSNS。超絶大ヒット作となった同作を取り巻く状況を伝わりやすく記録しておきたいとの想いから、日記形式で綴ったのが「『勝手にふるえてろ』生活」。監督・出演者のトークショーなど、東京の映画館で体験できたさまざまなイベントも含め、この映画が幅広く受け入れられる過程を真空パック状態で閉じ込めました。 どうしたらこの傑作を地元の映画ファンに見てもらえるか? 岩本一貴 広島県でユニークな上映、企画を手がける映画館、シネマモード。同劇場でディレクターを務める岩本さんから、彼がどのような想いで本作の上映を手がけたか、寄稿していただきました。大九監督を招いて行ったティーチインの様子なども含め、非常に興味ぶかい内容になっております。他ではなかなか読めない貴重なテキストです。 日本中のニに送る、ヨシカを知るためのブックガイド 伊藤聡 ヨシカを知る、とはどういうことか。ヨシカ(的女性)を好きになってしまったニ(的男性)にどんなアドバイスができるのか。そう考えた私は、ブックガイドを作成し、ヨシカ的な登場人物の性格を、読書によって学ぶことはできないかと考えました。5冊のテキストを選書、それらに解説をつけることによって、ヨシカを知るための手がかりが(たぶん)得られるという寄稿になっております。すべての本をヨシカに寄せていく強引さがポイントとなっております。 『勝手にふるえてろ』兄弟ミニ雑談 伊藤潤、伊藤聡 『勝手にふるえてろ』が大好きで、映画館に複数回通ってしまった団塊ジュニア世代の兄弟。胸キュンに目がないふたりの中年男性が、わりとどうでもいいことを雑談しました。 国外逃亡、紫谷玲奈 伊藤聡 ヨシカによってなりすましアカウントを作られ、無断で名前を使用された女性、紫谷玲奈。ふとしたきっかけでネット上の異変に気づいた本人は、誰がなりすましの張本人か、秘密裏に調査し始めていた──。 ※映画では名前しか出てこない紫谷玲奈を想像しながら書いた、スピンオフ小説です。紫谷とはどんな人か、イメージを四方八方へとふくらませました。短編約1万字です。綿矢さん、大九監督に叱られないことを祈っています。

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2017年12月23日に公開され、近年稀にみる記録的なヒットとなった映画『勝手にふるえてろ』。本作に魅了された12人が参加した、読みごたえたっぷりの評論、対談、鼎談、イラストが1冊の本となりました。それが「『勝手にふるえてろ』ファンブック 絶滅したドードー鳥編」です。 参加者は本当に豪華。雑誌テレビブロス「ダミー&オスカー」連載で知られる照山紅葉さん、下井草秀さんのおふたり、「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」構成作家としても有名な古川耕さん、ヒット書籍『浪費図鑑』を手がけたライターひらりささんといったプロの書き手にくわえて、映画会社サンリスで配給を行い、『勝手にふるえてろ』大九監督が登壇するティーチインを企画した植田さやかさん、福山駅前シネマモードのディレクターで、同じく大九監督を広島まで招いてのティーチインを行った岩本一貴さんにも寄稿いただきました。人選はもちろん「『勝手にふるえてろ』に対して愛情を持っている方」という基準でお声がけしています。観客の目線からだけではなく、配給・興行の立場で製作者とかかわりながらお仕事をされた方ならではの貴重な寄稿も掲載し、幅広い視点から『勝手にふるえてろ』の魅力へ迫っております。 また、現役女子高生の永車砂羽さん、エンタメ好き会社員いちこさん、海外・国内の文学に精通する書き手宮本彩子さんといった幅広い寄稿者のみなさんからも、フレッシュな意見をいただいています。どなたの原稿もグッとくるものばかり。 イラストは、神戸在住のイラストレーターEikaさんに依頼し、表紙だけではなく、中のページでもキャラクターごとのステキな絵を描いていただきました。イラストページのたのしさ、かわいらしさは自信ありです! ぜひこちらもおたのしみに。 おそらくこの本以外には、世界にふたつと存在しないであろう『勝手にふるえてろ』のファンブック、映画に夢中になった方であれば確実にたのしんでいただける内容です。ぜひお買い上げいただき、映画の名場面、名ゼリフを思い出してもらえればと思います。 発行責任者の伊藤聡は、普段は映画評、海外文学評を中心に文章を書いていますが、『勝手にふるえてろ』の魅力にとりつかれ、今回5本の原稿を執筆しております。実際は、いくら書いても手が止まらず、5本書いたところで無理やり書くのをやめました(載せきれないので)。上記書き手のみなさまの原稿と共にお楽しみいただければとおもいます。 ------掲載コンテンツ紹介------ 『勝手にふるえてろ』 ぎこちない男女の、かけがえのない瞬間  伊藤聡 ストレートな映画評です。初手から熱く燃えております。cakesという商業媒体に掲載されたものになります。 リアルに召喚 『勝手にふるえてろ』を見たふたりの女性との会話 いちこ、ひらりさ、伊藤聡 ふたりの女性に、本作の魅力を伺ってきました。1万字近いトークで、ヨシカ、来留美といったキャラクターの心理に迫っております。ヨシカとは何か、人の心に宿るヨシカ性とは何か? を鋭くえぐり出しております。 日本映画史上最高の文具映画『勝手にふるえてろ』 〜「文房具キャスティング」出張版〜 古川耕 タマフル構成作家、古川さんの原稿は「文房具映画としての『勝手にふるえてろ』」というとんでもない変化球。しかし、文房具というミニマムな小道具に注目することで、映画の本質がみごとに指摘されていく……という驚きの原稿。なぜこんなテキストが思いつくのか、いまだに謎です。 二人の監督の幸福な出会い 植田さやか 大九監督と個人的に面識もある植田さん。監督との馴れ初め、お仕事を依頼するに至ったきっかけなど、配給の仕事をする方でないと書けない興味ぶかい内容です。植田さんのヨシカ感がところどころで発揮されるあたりも、実にステキな寄稿です。 あの人の名前を私は知らない あるいは、剥き出しの現実を包装するファンタジーについて 伊藤聡 あまりにも真剣に『勝手にふるえてろ』を考察しつづけた結果、突如「『勝手にふるえてろ』は『マトリックス』(99)であり、ヨシカ(松岡茉優)はネオ(キアヌ・リーブス)だ!」という謎の結論へ辿り着いた私。なぜそのような対比が可能なのか、本稿で詳しく解説しています。本書でいちばんエモが高まった原稿だと自負しております。 こんな私もふるえてる 永車砂羽 現役女子高生にして、将来の夢は映画監督という頼もしい女子、永車さんによる寄稿です。ティーンエイジャーらしくシャープかつ真摯な原稿に、映画評とはこうあるべきだと感動しました。意外に知ることのできない十代の意見、ぜひみなさんにも読んでいただきたいです。 ヨシカの饒舌 ──書評『勝手にふるえてろ』 宮本彩子 映画評が中心となるなか、綿矢りささんの原作に絞って書評を書いてくださいました。海外、国内の文学に詳しい宮本さんならではの鋭い視点から、文体、語りの魅力を引き出しています。読書経験豊富な書き手ならではの、内容の濃さと納得度の高い充実の寄稿となっております。 ダミー&オスカー出張版 『勝手にふるえてろ』 ダミー&オスカー(照山紅葉・下井草秀) 『勝手にふるえてろ』を題材にボケまくる、テレビブロスで大人気「ダミー&オスカー」スタイルを本誌にてお願いしました。どうやったらこんな曲芸みたいな原稿が書けるのか、まったく想像がつきません。ふざけまくっているようでクオリティがやたらに高い! Eikaさんのイラストと合体して楽しさ倍増です。 『勝手にふるえてろ』生活 伊藤聡 2017年12月23日から始まった、圧倒的な快進撃。映画館に押し寄せる人、大騒ぎとなったSNS。超絶大ヒット作となった同作を取り巻く状況を伝わりやすく記録しておきたいとの想いから、日記形式で綴ったのが「『勝手にふるえてろ』生活」。監督・出演者のトークショーなど、東京の映画館で体験できたさまざまなイベントも含め、この映画が幅広く受け入れられる過程を真空パック状態で閉じ込めました。 どうしたらこの傑作を地元の映画ファンに見てもらえるか? 岩本一貴 広島県でユニークな上映、企画を手がける映画館、シネマモード。同劇場でディレクターを務める岩本さんから、彼がどのような想いで本作の上映を手がけたか、寄稿していただきました。大九監督を招いて行ったティーチインの様子なども含め、非常に興味ぶかい内容になっております。他ではなかなか読めない貴重なテキストです。 日本中のニに送る、ヨシカを知るためのブックガイド 伊藤聡 ヨシカを知る、とはどういうことか。ヨシカ(的女性)を好きになってしまったニ(的男性)にどんなアドバイスができるのか。そう考えた私は、ブックガイドを作成し、ヨシカ的な登場人物の性格を、読書によって学ぶことはできないかと考えました。5冊のテキストを選書、それらに解説をつけることによって、ヨシカを知るための手がかりが(たぶん)得られるという寄稿になっております。すべての本をヨシカに寄せていく強引さがポイントとなっております。 『勝手にふるえてろ』兄弟ミニ雑談 伊藤潤、伊藤聡 『勝手にふるえてろ』が大好きで、映画館に複数回通ってしまった団塊ジュニア世代の兄弟。胸キュンに目がないふたりの中年男性が、わりとどうでもいいことを雑談しました。 国外逃亡、紫谷玲奈 伊藤聡 ヨシカによってなりすましアカウントを作られ、無断で名前を使用された女性、紫谷玲奈。ふとしたきっかけでネット上の異変に気づいた本人は、誰がなりすましの張本人か、秘密裏に調査し始めていた──。 ※映画では名前しか出てこない紫谷玲奈を想像しながら書いた、スピンオフ小説です。紫谷とはどんな人か、イメージを四方八方へとふくらませました。短編約1万字です。綿矢さん、大九監督に叱られないことを祈っています。